今年のアニメ映画

久しぶりにDVDで「機動警察パトレイバー2 the Movie」を見る。やっぱり面白い。
このアニメのいいところは対象年齢を引き上げて、登場人物の大人(悪人)のやり取りを楽しめる人を最初から対象にしているところ。お子様が見ても、その風味が味わえないところですね。単なるロボットアニメではないということ。
内容に関してはいまさら語ることもないが、最大の特色が、あの説教好きの押井守テイストが「コレでもか!」といわんばかりに本編全体のスパイスとなり、彼の「当時」の意見をキャラクターが代弁しまくってます。コレがまた、説教をたれる、たれる!その味付けが好みに合わない人、理解できない人にはつまらないものだろうけど、その味を一度覚えちゃうとたまらないところもあるんです。
で、時折、見たくなる。もう何回見たんだろうなぁ。


今年、「イノセンス」が公開になって、やっぱり説教を聴きに、もとい、作品を見にいきましたけど、面白かったと思います。ただ、「パトレイバー」の頃のような主張を直球でぶつけてくる手法は影を潜め、変化球というか、一球では勝負に来なくなった、という感じがしました。なんか、3つのボールカウントを使って、3つのストライクを取りにくるっていう感じ。少々ネタバレですが、最後のシーンのバトーとトグサの対比がすべてかな、って思いました。
今年は幸いなことにアニメ作品が多く上映されたのですが、特に年初めから期待された3大作品、「イノセンス」「スチームボーイ」「ハウルの動く城」と全て見せてもらいましたが、まあ、よかったと思いますよ。「スチームボーイ」以外は。アレ以外はお金を払って見た価値があったと思います。「スチーム〜」には金を返してもらいたいくらいですけど。
今年の振り返りの一つとしてアニメ映画についての感想でした。

機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD]

機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD]

↑いまだに面白いです。
イノセンス スタンダード版 [DVD]

イノセンス スタンダード版 [DVD]

↑コレもなかなかなものです。
スチームボーイ 通常版 [DVD]

スチームボーイ 通常版 [DVD]

↑コレについては予告編が一番面白いです。本編は別物と思ってください。