釣りに行ったよ、6月3日

金曜日から釣りに行ってきました。場所は岩内。天気が今ひとつだったのですが、先輩かつ同僚のYさんとその長男と約束していたので強行突破。結果、天気は回復しました。

Yさんとその長男リトルY君は釣りデビュー。つまり今回私はコーディネーター兼アドバイザーとなります。そこでまずリトルYに一言。


「いいか、俺のことは師匠と呼べ。ガオー!」

まずは上下関係をはっきりさせます。なおかつフランクな挨拶。

車2台で一路岩内へ移動。途中でリトルYはご就寝。岩内港ではどこにしようか迷って、しかも昔はどこでもスイスイ行けたのに、目的のポイントに入るのにもどこだっけ?状態に。ブランクとは恐ろしいです。

で、夜はとりあえず、投げ竿の使い方からレクチャー。あと、餌の作り方も。手取り足取り教えるのは私のスタイルではない。苦労して初めて覚えるってもんだ。

「あー、だからこういう風に使うのだよ。簡単でしょ。あとは自分でやって。もう教えないから。自分で考えて。グビッ(チューハイを飲む音)。大丈夫でしょ、グビッ。餌に触れない?触んなきゃ話にならないでしょ、グビッ。ほら、手を出して!」

初心者だろうが子供だろうが関係ありません。一人前の男として扱います。決して優しくするのが面倒なわけではありません。チューハイは美味いです。

今のシーズン、夜は釣れないのはわかりきっているので、とっとと酒を飲みます。子供はすぐに寝まして大人の時間。ランタンに火を入れて、Yさんとカンパイ。日付が変わったころに雨が降り出したので、就寝。

朝0430時起床。周囲はすっかり明るくなってます。隣のYさん車はまだ就寝中。起こす気にもならず、本格的に釣竿を出します。すると物音で起きたYさん親子。リトルYも出てきたので、朝の挨拶。
「師匠より遅く起きるとはどういうことだ。本来なら君が早く起きてコーヒーでもいれてだなあ・・・」

ちなみに彼は昨日寝る前には「おやすみなさい。師匠。」といって寝てました。言わせました。

あー、先輩の子供だろうがなんだろうが、もう好きに扱ってます。君とかつけずに呼び捨てだし。イッツ・マイ・スタイル!

季節的に終盤ですがなんとかYさんにホッケが釣れました。

早速、さばいて現地でホッケの干物を作ります。
これも最初はやって見せるのですが、2匹目以降は彼らにやらせます。ビバ放任経験主義!

Yさん好調。カレイなんかも釣ってるし。

リトルYも餌換えの時に竿を上げるとホッケがついていて、「釣れてるー!」と大はしゃぎ。よかった、よかった。ここで釣れていないのが私一人となりましたが、サクッとホッケ・カレイをゲット。内心ヒヤヒヤしていたのでよかった。
「師匠だぞ。君らと違うところは、魚信に対するアワセが違うんだよ。釣れてた、じゃなくて釣ったの」と腕の違いを口で強調。釣果は変わらないのですが


で、あたりも遠のいたし、時間もいい頃なので帰ろうかと、竿を上げる際、Yさんが何か苦労している。根がかりではないが、やたら重いとのこと。見るとジワリとリールは巻けるが確かに重そう。


ヒトデじゃないの?ずっとあげてなかったし。2本針ともヒトデがかかっているんじゃない?」

「そうか〜。大物がかかっていたらよかったのに〜」

(冗談じゃないよ。こっちは素人とたいして釣果が変わらないのに・・・)

「あ、見えてきた。おおきなヒトデ・・・。オ、オ、オ・・・」








「オクトパスー!」




「タコだー!タコかかってるー!」


「待てーい!今タモ出すからー!絶対岸壁にくっつけるなー!」



あわててタモをセットする私。一同異様にテンションが高くなる。子供大喜び。



で、苦労の末にYさん。

タコ、ゲット!



このタコ、現地で私による解体ショーののち山分けにしました。夜はタコ刺し、タコ煮、タコシャブ、タコ唐揚げに化けました。ご馳走様でした。