宴会について

昨日は宴会でした。年度末の転勤とか配置移動とか。私も部署移動になる一人ですので一応主役側。その移動に伴って最近の忙しさがあるのです。
昨日の宴会参加は30名強です。人が多く集まりとてもにぎやかな酒席となりました。私は特に用事もなかったのですが、一次会で帰りました。

気の合う少人数の酒席というのが好きでして、それは別に同年代だけとか、男同士で、とかの限定はありません。だらだらと飲んでそのうちに訳のわからないことを言い出し始めるのが好きです。楽しければ。
私はお酒が好きです。でも本来は一人で本を読んだり、映画を見たりしながらのチビチビと飲む酒が一番好きですね。飲みながら一人悶々と将来のことや世の中のことを考えて見たり、映画や小説の虚構の世界に浸るのが好きです。まあ大体最後には一人頭をグラグラさせて寝床に入って、目覚めと共に前日に考えたことを忘れてるのが常なんですが。
酒の肴は一品あればいいです。宴会で出される豪華な海鮮料理も魅力ですが、食べたいものがなかったり、好きな量が食べれなかったりするのが残念です。色々食べれるのはいいんですが。本来酒の肴はその日の気分で決めたいのです。「今日の宴会は鍋だね。う〜ん、楽しみ♪」という気分で宴会に参加することはなくて、「あー、今日は辛いものが食べたいなあ。それでビールをガツンといきたいねえ」とか、「カツオ!カツオ!鰹!今日は絶対カツオ!そいつで冷酒をあおっていくんだよん!」てな感じがいいですね。
基本的にはお酒は何でも飲むんですが(ワイン以外)、肴と飲む酒の種類でのセットで決めることが殆どです。これは肴と酒を選ぶ楽しみがあります。

多人数での宴会は楽しければいいのですが、2次会・3次会と酒席を重ねていくと、どこかで良い雰囲気が崩れる可能性が高くなるのが嫌ですね。みんなで盛り上がっているなか、説教ぽい雰囲気の一角ができたり、酔いつぶれた人間を介抱したりとまあ気が滅入ったり、酔いが醒めるイベントが発生したり・・・。
そういうのも含めて酒の力なんでしょうが、できれば楽しい雰囲気で終わりたいのが正直なところ。大体、一次会では荒れることも少ないので人数が多い酒席ではサッと引き上げることにしています。付き合いが悪いといえばまさにそうなんですが、くだらないストレスを増やすことは、極力避けたいです。あとで「くだらない」と舌打ちすること自体が嫌なので。

若い頃はいろんなお酒を飲みました。先輩につぶれるまで飲まされた酒、同級生と毎日朝まで飲んだ酒、仲間とのどがつぶれるまで歌った酒、年下の恋人とドキドキしながら飲んだ酒、その恋人との最後に会ったときの酒、仲間が励ましてくれた酒、仲間との別れにみんなで泣きながら飲んだ酒・・・。
案外と青春の味がする酒を飲んできたのかも知れません。もうこういった酒の味を味わう機会もないのかも知れません。酒の席では色んな人に迷惑をかけたり、お世話になったのだと感じます。

そろそろ大人の酒というものを知るときなんでしょうか。お酒って案外難しいものですね。