屋久島に行った話ーその1

8年くらい前に仕事の関係の学会で鹿児島に行きました。時は6月。空港に着いたときの私の格好は仕事だと言うのに、何故か大きなザックとシュラフ、個人用テント、釣竿が一本。タクシー乗り場であった運転手の人に「どこの島に渡るの?」とか言われました。もう最初からそのつもり全開。学会も初日の午前中に出ただけであとは逃走、報告書も「適当に作ればいいやあ」と書類関係まとめてさつま揚げのお土産と一緒に送ってしまいました(後日さつま揚げと一緒にクール宅急便で冷やされた書類の山が自宅に届きました)。
さて、ホテルも一泊で切り上げ翌日からどこに行こうかと思案した結果、指宿の砂風呂なども候補にあがりましたが、「やっぱり島。問題は屋久島にするか、種子島にするかだが・・・」「島はやっぱり丸い島が美しい、あわよくば一周しよう」とイキオイで屋久島に決定。高速フェリーで島に渡るべく、港のコンテナそばでテント宿営となりました。
それにしても、初めての九州で驚いたことは緑の色が違うこと。とにかく色が濃い。絵の具の緑そのものだったことです。北海道の緑は真夏でもどちらかというと若草色に近い感じだったので、この緑の色の違いにはびっくりしました。あと、空港を出てすぐのところにジュラシックパークみたいな木があったし。
港での一夜が明け、高速フェリーで一路屋久島へ。島に着いてはじめて、そういえば縄文杉の島だと気付きました。あとなんか登山っぽい人が沢山いるー、と。鹿児島県内(九州でも)高い山がこの島に集まっていて、雪も降ることがあるんだとか(先日の全国大雪でも降ってましたね)。
特に確固とした目的もなく、イキオイで屋久島に渡った私はとりあえず歩きはじめました。人のいない海を目指して(海路で来たんですが)。(←おおっ、カッコ良さげ!)


なんか結構続きそうな感じ。これを集中的にシリーズで御送りします。

もののけ姫 [DVD]

もののけ姫 [DVD]

「もののけ姫」はこうして生まれた。 [DVD]

「もののけ姫」はこうして生まれた。 [DVD]

やっぱり屋久島といえばこれ↑ですかね。とりあえず。