私をスキーに連れてって

雪国の冬は厳しい。そんな中、唯一と言っていい冬ならではの楽しみはウインタースポーツ。スキー、スノボ、スケートなど。スケートは道東の方が盛んです。なぜなら案外雪が少ないのと、街中凍るから、・・・多分。スキーは北海道中で行われていますね。札幌近郊でも大小あわせて沢山のスキー場があります。仕事が終わってからナイトスキーに行く人もいるくらいです。でも北海道民の皆が小さい頃からスキーをできるかというとそうでもない。私もそんな1人でした。
社会人になってからスキーを始めたんですが、初めてのスキーは北海道ではなく、東北でした。雫石スキー場という広いスキー場で、W杯のコースにもなったところです。デビュー戦で友人に連れられていったその場所で、恐れを知らぬ私は、転がる、転がる。イメージだけはあるが、体が全くついていかず、今考えてもとても危険な転び方をしていました。
「若いうちは当たって砕けろ」「前のめりの人生」という当時のモットーを体現し、常に頭からゴロゴロと回転してました。さながらヘリコプターの墜落シーンのようでした。舞い上がる粉雪、吹っ飛んでいくヘリのプロペラ(スキー板)、ミサイルのように飛び出すストック、四肢を投げ出し弾んでいく人影。・・・よく、怪我をしなかった(死ななかった)と本気で思います。
スキーウエァのロゴの「phoenix」が示すその名のごとく、何度でもよみがえる不死鳥は別な意味で周囲の目を釘付けにしていました。むしろ引いていたかもしれませんが・・・。

今はそれなりに滑れるようになりました。転び方もうまくなりました。あのころ、転んだ私を見ていた外人カップルが「oh!デンジャラス〜」などとほざいていたのを、雪にまみれ天を仰ぎながらも、この耳が聞き逃さなかったのも、遠い過去の思い出です。その外人カップルに神風特攻ヨロシク決めてやろうかと、密かに思ったのも甘い青春の1ページとなりました。

たまに連休があったときなどスキーに行ったりもしますが、最近はなかなか行けません。そんな、私をスキーに連れてって、という感じの今日でした。
で、懐かしい有名な映画を紹介します。
・・・でも、言っておきますが、こんなステキな恋愛が絡むスキーは存在しないと思います。スキーは格闘技ですから。命がかかっているものですから。 (`Δ´)/ケッ

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