好きな画家

若冲

好きな画家っていますか?
私、いますよ。「伊藤若冲」。知っていますかねぇ。もう、天才、鬼才。

詳しくは書きませんが、簡単に。この人、江戸時代の八百屋の若旦那で、結構、裕福でした。そんで、早々と隠居して、鶏を何年も見てたの。ただ、見てたんです。で、この絵のような、当時としては奇抜な色彩と躍動感を持った作品を生み出していくわけ。この、色彩感覚はとても200年前の人とは思えません。近年になって特に注目を集め始めた人なんですけど、国宝級に指定されている作品も沢山出してます。人間的には、何年も鶏を見て(ホントに見てただけ)過ごすくらいの人だから、あまり世間には打ち解けなかったみたいで、生涯を独身ですごしました。晩年には自身を投影した鷹(鷲だったかな)の絵を残したり、地蔵の製作に取り組んだりしました。彼の動植物への造詣は深く、単なる鳥獣画ではなく、彼の作品に関しては「動植綵絵」と呼ばれています、と、ごく簡単に説明。

とにかく、すごいんです。もうね、この絵を見るだけで、惚れ惚れというか、うっとりというか、実物を見れたら「わが人生に悔いなしー!」って昇天しちゃいそうです。ホント。

で、2007年にこんな予定が。

伊藤若冲展を2007年春の開館記念に──相国寺承天閣美術館
臨済宗相国寺派大本山相国寺承天閣美術館京都市)が今月、新館に着工する。2007年春の開館記念に予定しているのは「伊藤若冲特別展(仮称)」。鮮やかな色彩の「釈迦(しゃか)三尊像」と「動植綵絵(さいえ)」全30幅、水墨画の「鹿苑寺金閣寺)大書院障壁画」全50面と、若冲の代表作を一堂に集める初夢のような企画だ。

行きたい。今、心からそう思う。↓は「群鶏図」という代表作品。

で、もっと知りたい方、こちらをどうぞ。

伊藤若冲 (新潮日本美術文庫)

伊藤若冲 (新潮日本美術文庫)